2015年1月4日日曜日

Ruby on Rails 4をWindowsにインストールし、Eclipseで実行する

WindowsにRuby on Rails 4をインストールし、Eclipseで実行する方法を記載する。

動作環境
・Windows7 Ultimate Service Pack 1
・Eclipse 4.4 Luna Pleiades All in One

インストールするもの

インストールするものは以下。

  • Ruby
  • SQLite
  • DevKit
  • Node.js
  • Ruby on Rails 4
  • Eclipse
    Aptana Studio 3プラグイン

 

Rubyのインストール

Ruby Installer for WindowsからRubyをインストールする。

RubyInstaller for Windows
ダウンロードはこちらから。Downloads

ここでは、2.0系のRubyをインストールするため、「Ruby 2.0.0-pXXX」をダウンロードする。
執筆時点での最新版は「Ruby 2.0.0-p598」となっている。

Ruby Installer for Windowsは、通常のRubyウィザード形式でRubyをインストールできる。
「Rubyの実行ファイルへの環境変数PATHを設定する」にチェックを入れておくと、
インストール後に「ruby」コマンドを絶対パスで入力しなくてよい。

インストール完了後、コマンドプロンプトを開き、下記のコマンドを実行する。

 % ruby –v

実行結果は、下記のようになる。

ruby 2.0.0p598 (2014-11-13) [i386-mingw32]

 

SQLite3のインストール

SQLiteはRuby on Railsでアプリケーションを作成するために必要なデータベース。
アプリケーションでデータを扱う際に必要となる。

SQLiteを公式サイトからダウンロードする。

SQLite Download Page

開いたページの中程にある、「Precompiled Binaries for Windows」から
「sqlite-shell-win32-x86-XXXXXXX.zip」をダウンロードする。
執筆時点での最新版は「sqlite-shell-win32-x86-3080704.zip」となっている。

20141228142804

ダウンロードしたファイルを解凍すると、EXEファイル「sqlite3.exe」が格納されている。
EXEファイルを先ほどRubyをインストールしたフォルダ「C:\Ruby200\bin」に格納する。

格納後、コマンドプロンプトを開き、下記のコマンドを実行する。
EXEファイルへのパスは、Rubyのインストール時の設定(「Rubyの実行ファイルへの環境変数PATHを設定する」)により、通っている。

 % sqlite3 -version

実行結果は、下記のようになる。

3.8.7.4 2014-12-09 01:34:36 f66f7a17b78ba617acde90fc810107f34f1a1f2e

 

DevKitのインストール

DevKitはRuby on Railsをインストールするときや、railsコマンドを実行する際に必要となる。

DevKitはRuby Installerと同じWebサイトからダウンロードする。

RubyInstaller for Windows
ダウンロードはこちらから。Downloads

開いたページの下部にある、「DEVELOPMENT KIT」から
「DevKit-mingw64-32-x.x.x-xxxxxxxx-xxxx-sfx.exe」をダウンロードする。
執筆時点での最新版は「DevKit-mingw64-32-4.7.2-20130224-1151-sfx.exe」となっている。

ダウンロードしたEXEファイルを実行すると、展開先の入力を求められるので、
「C:\Ruby200\devkit\」を入力し、「Extract」ボタンを押下する。

展開後、コマンドプロンプトで下記のコマンドを実行する。

 % cd c:\Ruby200\devkit
 % ruby dk.rb init
 % ruby dk.rb install

実行結果は下記のようになる。

 % ruby dk.rb init

[INFO] found RubyInstaller v2.0.0 at C:/Ruby200

Initialization complete! Please review and modify the auto-generated
'config.yml' file to ensure it contains the root directories to all
of the installed Rubies you want enhanced by the DevKit.

 % ruby dk.rb install

[INFO] Updating convenience notice gem override for 'C:/Ruby200'
[INFO] Installing 'C:/Ruby200/lib/ruby/site_ruby/devkit.rb'

 

Node.jsのインストール

Ruby on Railsを実行するHTTPサーバとして必要となる。

Node.jsを公式サイトからダウンロードする。

node.js

20140510144810

サイト中央の「INSTALL」から自環境に適したインストーラをダウンロードする。
本稿執筆時、Node.jpの最新バージョンは「0.10.35」であった。

ダウンロードしたインストーラを起動し、インストールを実施する。
ソフトウェアの使用許諾契約やインストール先選択の画面が表示されるが、
画面の指示に従って先へ進んでいく。

「Completed the Node.js Setup Wizard」と記載された画面が表示されれば、インストールは完了。

 

Ruby on Rails 4のインストール

Ruby on Railsはgemコマンドからインストールする。

コマンドプロンプトで下記のコマンドを実行する。

 % gem install rails

コマンド実行後、10分程度の時間をかけてRuby on Railsをインストールする。
環境によっては、コマンド実行がエラーになる場合がある。SSLエラーが発生した場合、下記のサイトを参考にすると解決できる。

Windowsでgem installするとSSLエラーが出る場合の解決策 - Qiita

インストールが成功したことを確認するために、コマンドプロンプトで下記を実施する。

 % rails –v

実行結果は下記のようになる。

Rails 4.2.0

 

Eclipseのインストール

Eclipseは公式サイトからダウンロードすると言語が英語なので、日本語化されたPleiadesからダウンロードする。 

Eclipse 日本語化 | MergeDoc Project

20150104211705

ここでは、Eclipse 4.4 Luna Pleiades All in Oneをダウンロードした。

ダウンロードしたファイルは圧縮ファイルなので解凍する。解凍後のフォルダを格納する場所はどこでもよい。解凍後、「pleiades\eclipse\eclipse.exe」を実行すると、Eclipseが起動する。

 

Aptana Studio 3のインストール

EclipseでRuby on Railsのプロジェクトを作成するために、Aptana Studio 3プラグインをインストールする。

Eclipseのメニュー「ヘルプ」→「新規ソフトウェアのインストール」からソフトウェアのインストール画面を開く。

作業対象の欄に下記のURLを入力する。

 http://download.aptana.com/studio3/plugin/install

表示されたAptana Studioの項目にチェックを入れ、「次へ」ボタンを押下する。
インストール詳細、ライセンスのレビュー画面が表示されるので、指示に従ってインストールを実施する。
セキュリティの警告画面が表示された場合は、「OK」を押下する。

インストール完了後、Eclipseを再起動する。

 

Ruby on Railsプロジェクトの作成

Aptana Studio 3のインストールが完了すると、Ruby on Railsプロジェクトを作成できるようになる。
Eclipseのメニュー「ファイル」→「新規」→「プロジェクト」から新規プロジェクト画面を開く。

image

「Railsプロジェクト」を選択し、「次へ」ボタンを押下する。

image

「新規Railsプロジェクト」画面では、プロジェクト名を入力する。
ここでは、「SampleRails」とした。

image

Webパースペクティブでプロジェクトを開くか聞かれるので、「はい」を選択する。

Ruby on Railsのプロジェクトが作成される。

 

Ruby on Railsプロジェクトの実行

作成したプロジェクトでHTTPサーバを起動する。

Eclipseのメニュー「実行」→「Rails console」からコンソール画面を開く。
下記のコマンドを実行する。

 % rails server

実行結果は下記のようになる。

DL is deprecated, please use Fiddle
=> Booting WEBrick
=> Rails 4.2.0 application starting in development on http://localhost:3000
=> Run `rails server -h` for more startup options
=> Ctrl-C to shutdown server
[2015-01-04 23:41:08] INFO  WEBrick 1.3.1
[2015-01-04 23:41:08] INFO  ruby 2.0.0 (2014-11-13) [i386-mingw32]
[2015-01-04 23:41:08] INFO  WEBrick::HTTPServer#start: pid=6320 port=3000

Webブラウザで下記のURLにアクセスする。

 http://localhost:3000

20150104234556

Ruby on Railsのデフォルトのページが表示される。

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